Posted on: 2014/01/27(月) - 15:41 By: omizu
「みずたに」の自己紹介がてら、「コンマス」について解説しようと思います。
 
この「コンマス」は「コンサート・マスター(Concert Master)の略で、バンド演奏を取りまとめる役割を担います。
クラシックのオーケストラや吹奏楽のブラスバンドでは指揮者がいて、演奏全体に対して演奏者にあれこれ指示して曲を作り上げて行くのですが、ビッグバンドには基本的に指揮者はいませんので、この「コンマス」がバンドメンバーに対して演奏の指示をして曲を作って行きます。
バンドによっては楽器演奏しないでバンド全体の演奏指示を専任で行うコンマスを置くことがありますが、うちのバンドを含めて多くのバンドでは、バンドプレーヤーの一員として楽器の演奏をしながらバンド演奏の指示もする兼任のコンマスがいて、「みずたに」もその一人になります。
 
コンマスの主な役目というか仕事はバンドによっても変わりますが、コンマスの90%以上を占める仕事は
練習時にメンバーに無理なお願いを言って嫌われる
という一言に尽きます(www
演奏技術も年齢も性格も違うバンドメンバーの演奏を一つにまとめて、さらにより良い楽曲に仕上げてゆくのですから、音楽や楽器の知識だけでなくメンバー同士の人間関係とかも上手にこなすことも必要になります。
それ以外にも、
  • コンサート等で演奏する曲の選定
  • 演奏曲順の決定
  • 演奏する楽譜の準備、購入、入手と管理
  • 練習日程の作成
  • 曲進行の変更指示や編曲作業
などの細々とした仕事もあります。
バンドによってはコンマス以外の人がやる内容もありますが、当バンドではこれだけの仕事もコンマスがやらなきゃなりません。
その上に「プレーヤー」として楽器の練習もしなきゃいけない訳ですから、もう大変以外の何者でもありませんです。
ただ、メンバーと一緒に一つの曲を自分なりに創り上げてゆき、曲を通してバンドそのものを創ってゆくという醍醐味があるので、これまた始めたらやめられないのも事実です。
 
そんなコンマスの「みずたに」なのですが、「楽しく元気に、だけど基本には忠実に」をモットーに、メンバーにイラっとされないように細心の注意を払いながら、明るく楽しく元気に、チクチクと細かい演奏指示をしています。
 
より良い演奏を皆さんにお届けできるよう、日々精進の今日この頃です。