Posted on: 2014/03/06(木) - 00:36 By: omizu
コンマスみずたには一応バストロンボーン吹きです。
金管奏者にとって大切なのは、楽器よりマウスピース。
サックスなどの木管楽器と違って、自分の唇の振動が音となる金管楽器では、どれだけ高額で良い楽器を使っていても、マウスピースが自分に合わなければ良い音が出ません。
なので私はマウスピースにこだわります。
 
今回は私のマウスピースを紹介します。
まずは、今使っているのが、LASKY 95Dです
知っている限りで、一番カップ径が大きい(29.5mm)のマウスピースです。
というのも、元々高校~大学とTubaを演奏していたこともあって、比較的大きいカップのほうがしっくりくるのです。
このマウスピースを使うと、中低音が深い音になりとても相性がよいのですが、ハイトーンがどうしても・・・・特に上のF音から音が薄っぺらくかすれた音になってしまうんです。
ですが、ビッグバンドではハイノートが要求されない、ペダルトーン命な時が殆どですので、このマウスピースを常用しています
 
次はSCHILKE 59
LASKEY 95Dより若干カップ径が小さいのでハイノートの抜けは改善され、リムも丸いために唇の持続力は上がるのですが、バックボアの広がりが大きいので抵抗感がなく大量の息が必要になってすぐ疲れてしまいます。
 
今まではこの2つしかなかったので「帯に短し、襷に長し」状態がずーっと続いていたのですが、この状態を打破しようと最近購入したのがコレ。
Tiltz Spezial 9 1/2GT、バルドン楽器さんで在庫処分品を購入したものです。
リム幅がLASKEY 95Dより大きいため長時間吹いていても疲れにくいのが良いです。カップ形状が違うせいか、音が若干柔らかくなり高音の音質も改善されます。
ただ、リムバイトが丸くなっているため音の輪郭がはっきりしないような感じがします。
 
そこで、先日東京に出張に行った際に、新大久保のDACさんで購入したのがこれ。LASKEY 93Dです
これまで使っているLASKEY 95Dのカップ径に比べて0.2mm小さくなった(29.3mm)ものです。
このわずか0.2mmの違いなのですが吹奏感は全く変わり、低音の太さはそのままにハイノートでも抜けた鳴る音が出るようになりました。
 
ということで、最近はTilz 9-1/2GTとLASKEY 93Dを中心に4本のマウスピースをとっかえひっかえしながら使っています。