ワルツといえば3拍子の曲、と学校で教えられたようにダンス音楽の中で唯一3拍子で演奏される曲です。 ワルツには「ワルツ(Walts)」と「ヴィニーズワルツ(ウィンナーワルツ:Viennese Walts)」の2つがあります。

この二つの大きな違いはテンポで、ワルツが約90拍/分に対してヴィニーズワルツは約180拍/分と倍のテンポになっています。 ですのでワルツの演奏は長いゆったりとしたフレーズに波のような音の強弱をつけて演奏されますが、ヴィニーズワルツではウィーンの舞踏会などで踊られるクルクル回転しながら踊るダンスですので音の強弱も短いメリハリがついたものになります。

ジャズの名曲「テネシーワルツ」のようにゆったりしたテンポが「ワルツ」、クラシックのニューイヤーコンサートで演奏されるような比較的早いテンポが「ヴィニーズワルツ」ということになります。